第8回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE~商人・街衆としての想い~

令和5年7月12日、コロナ禍を経て約3年半ぶりに政策コンテンツ交流フォーラムKOBEを再開いたしました。

再開後の第1回目の政策コンテンツ交流フォーラムKOBE(通算では第8回)では、 株式会社マイスター大学堂代表取締役社長、KOBE三宮・ひと街創り協議会会長の久利計一氏をゲストスピーカーとしてお迎えし、「商人・街衆としての想い」をテーマにご講演いただきました。

久利氏は、三宮センター街2丁目にある眼鏡店「株式会社マイスター大学堂」を長年にわたって経営されており、その傍ら、「三宮センター街2丁目商店街振興組合」理事長、同センター街を含む商店街や商業施設から成る「KOBE三宮・ひと街創り協議会」会長として、多くの団体とともに三宮地域の振興・発展に取り組んでこられました。

「私たちは、街の空間を、お客様、神戸に来られる方、神戸に住んでいる方からお預かりしている」「この街が何を考えているかを見せなければならない」との言葉が印象的でした。

三宮センター街2丁目商店街では、アートのある街づくりを目指して「ストリートミュージアム」事業に取り組み、現在に至るまで18作の芸術作品が収蔵されています。「街の空間をお預かりしている」という想いが根底にあるからこそ、商店街から文化を発信するストリートミュージアム事業を続けてこられたのだと感じました。

本勉強会では、今後も国・地方自治体・民間企業のメンバーを架橋し、「地域・コモンを豊かにする」を一貫するテーマとして多面的に検討してまいります。

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第7回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE 開催概要

第7回政策コンテンツ交流フォーラムKOBEの場所等の詳細が決まりましたので、以下
のとおりお知らせいたします。

【日程】 2019年11月13日(水)18:30から
【場所】 神戸市中央区御幸通8-1-6 神戸国際会館会議室802・803会議室
【概要】
1 経済産業省近畿経済産業局・地域経済部次世代産業・情報政策課 係長
  藤田 力氏
 テーマ「経済産業省の政策立案/執行の現場で渦巻くエトセトラ(仮題)」
2 質疑応答

【懇親会】
 当日の勉強会終了後、会場付近にて懇親会の開催を予定しております。

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政策コンテンツ交流フォーラム KOBEとは

「政策コンテンツ交流フォーラム KOBE」 は、株式会社富士通総研公共セクター、北海道大学法学研究科宮脇淳研究室、弁護士法人神戸シティ法律事務所が連携ハブとなり、国・地方自治体・民間企業のメンバーを架橋し政策的課題を多面的に検討する「政策コンテンツ交流フォーラム」の 関西版勉強会として立ち上げられました。

平成30年2月17日に第1回のフォーラムを開催して以来、毎回、多様なゲストにご参加いただきご自身の取り組みについてご発表いただくとともに、参加者それぞれの立場から様々な質問がなされ、活発な意見交換がなされています。

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第6回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE~地域医療における医師の役割~

第6回政策コンテンツ交流フォーラムKOBEでは、「地域医療における医師の役割」をテーマに、医療法人社団河原医院理事長・院長の河原啓(かわら・あきら)先生にご講演いただきました。

河原先生は、神戸市東灘区・住吉駅前の河原医院を経営され、地域医療や在宅医療に長年取り組まれてこられました。
本講演では、河原先生のご専門でもある肝臓病、糖尿病やがん等の実際の症例を一つ一つ具体的に紹介していただきつつ、地域医療や在宅医療の特性・今後の課題についてお話しいただきました。
また、地域の専門医療機関とて綿密に連携すれば、早期に病気を発見し、完全治癒させることが十分に可能であり、地域医療を行う医師は、その端緒としての重要な役割を担っているということ、他方で、訪問医療を行う医師として、最期を迎える患者の方に対しては、責任をもって立ち会われるということについてもお話しいただきました。

本講演では、「肝炎をこの世の中から失くしたいと思い、医者を志した。」「目の前に困っている人がいたら、何とかしたい。少しでも快適になってもらいたい。」という河原先生の言葉が印象に残りました。
一見シンプルにも思える河原先生の言葉からは、人間の命を扱う医師という職業の重みや、地域医療・在宅医療に取り組まれている河原先生の強い情熱を感じました。

本勉強会後、ご参加いただいた医師(内科医)の方から感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

河原先生の日常診療のお話が
拝聴できまして光栄でした。
素敵な企画に感謝いたします。

開業医が皆、河原先生のような技術と
熱意があれば、もっと多くのひとが
救われると思います。
まさに地域医療における、名医です。

困ったときには相談させて頂こうと
思います。
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第5回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE~チャンスは四国にある!~

「第5回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE」では、四国アイランドリーグplus理事長・弁護士の坂口裕昭氏にご講演をいただきました。坂口氏は、神戸で弁護士として活動された後、徳島インディゴソックスの球団代表に就任し、破綻寸前だったチームを立て直され、2018年にはリーグの理事長に就任されています。

四国アイランドリーグplusは、徳島インディゴソックス、高知ファイティングドッグス、香川オリーブガイナーズ、愛媛マンダリンパイレーツの4球団が日本野球機構(NPB)に加盟しない日本で初のプロ野球独立リーグとして、2005年にスタートし、創設以来、13年で61名(現役19名)をNPBに輩出しています。
リーグは、「人材育成」と、「地域貢献」の二つを柱にしており、人材育成では野球選手としての育成だけでなく、引退後を見据えた人間教育の実践を、地域貢献では各球団が野球教室や農業支援など年間150~200回の地域活動を実践しています。また、リーグ運営のみならず、携帯コンテンツの一球入力データシステムの配信等、既存の概念にとらわれない事業を展開されています。

「ただのアイデアは不要。イノベーションでなければならない。」との坂口さんの言葉が非常に印象的でした。東京一極集中・地方創生が叫ばれる昨今、目先のアイデアだけでは真の意味での地域社会の課題を解決することはできません。地域における自治体・企業・市民を「つなぎ」、異分野のコンテンツやアイデアを掛け合わせ、新たなイノベーションを創出することによって、地域の課題の解決につながるのだそうです。そして、人々を「つなぎ」、イノベーションを創出し、地域を盛り上げる力がスポーツにはあるのです。

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