第5回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE~チャンスは四国にある!~

「第5回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE」では、四国アイランドリーグplus理事長・弁護士の坂口裕昭氏にご講演をいただきました。坂口氏は、神戸で弁護士として活動された後、徳島インディゴソックスの球団代表に就任し、破綻寸前だったチームを立て直され、2018年にはリーグの理事長に就任されています。

四国アイランドリーグplusは、徳島インディゴソックス、高知ファイティングドッグス、香川オリーブガイナーズ、愛媛マンダリンパイレーツの4球団が日本野球機構(NPB)に加盟しない日本で初のプロ野球独立リーグとして、2005年にスタートし、創設以来、13年で61名(現役19名)をNPBに輩出しています。
リーグは、「人材育成」と、「地域貢献」の二つを柱にしており、人材育成では野球選手としての育成だけでなく、引退後を見据えた人間教育の実践を、地域貢献では各球団が野球教室や農業支援など年間150~200回の地域活動を実践しています。また、リーグ運営のみならず、携帯コンテンツの一球入力データシステムの配信等、既存の概念にとらわれない事業を展開されています。

「ただのアイデアは不要。イノベーションでなければならない。」との坂口さんの言葉が非常に印象的でした。東京一極集中・地方創生が叫ばれる昨今、目先のアイデアだけでは真の意味での地域社会の課題を解決することはできません。地域における自治体・企業・市民を「つなぎ」、異分野のコンテンツやアイデアを掛け合わせ、新たなイノベーションを創出することによって、地域の課題の解決につながるのだそうです。そして、人々を「つなぎ」、イノベーションを創出し、地域を盛り上げる力がスポーツにはあるのです。

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