政策コンテンツ交流フォーラム KOBEとは

「政策コンテンツ交流フォーラム KOBE」 は、株式会社富士通総研公共セクター、北海道大学法学研究科宮脇淳研究室、弁護士法人神戸シティ法律事務所が連携ハブとなり、国・地方自治体・民間企業のメンバーを架橋し政策的課題を多面的に検討する「政策コンテンツ交流フォーラム」の 関西版勉強会として立ち上げられました。

平成30年2月17日に第1回のフォーラムを開催して以来、毎回、多様なゲストにご参加いただきご自身の取り組みについてご発表いただくとともに、参加者それぞれの立場から様々な質問がなされ、活発な意見交換がなされています。

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第13回政策コンテンツ交流フォーラムKOBEを開催しました

 2025年7月18日、「政策コンテンツ交流フォーラムKOBE」(第13回)を開催しましたところ、オンライン参加を含め35名を超える方に参加いただきました。

 今回は、公益社団法人小さないのちのドアの代表である永原郁子様をゲストスピーカーとしてお迎えし、「頼る人のいない妊産婦支援を通して~小さないのちのドアから見えるもの~」をテーマに、実際に寄せられる相談の具体的事例もご紹介いただきながら、ご講演をいただきました。

 永原様は、思いがけない妊娠や育児で追い詰められている女性と赤ちゃんのために24時間365日いつでも相談できる窓口を運営するほか、生活支援や自立へのサポートを行っておられます。
 2007年に熊本で始まった「赤ちゃんポスト」、その試みが2025年4月には東京都内の病院でも始まり、同年5月1日に実際に赤ちゃんが預けられていたことが報道されましたが、「小さないのちのドア」では、赤ちゃんだけでなく女性の「いのち」も守るため、助産師などの専門家スタッフがサポートにあたっておられることや近年力を入れておられるという学校での性教育活動についてもお話しいただくなど、盛りだくさんの内容でした。

(永原様の活動に関するURL)
公益社団法人小さないのちのドア HP
https://door.or.jp/

YouTube「こころの時代」いのちのドアをひらく | あなたはそのままで尊い 助産師・永原郁子 | 小さないのちのドア | NHK
https://youtu.be/BwGxn3o0O34?si=6bpzbkIGOTlzEp2o

 「いのちは夜動く」、だからこそ24時間対応する必要があると力強く仰っていたことが印象的でした。予期しない妊娠をきっかけに、辛い、悲しい、怒り、色々な感情が交錯するであろう現場にいらっしゃるのに、それを忘れてしまうくらい、包み込むような笑顔で講演していただき、参加者の皆様も、その活動に感銘を受けかつ様々な点について考えさせられたテーマでした。ご講演後、お子さんとの向き合い方を考える参加者の方も多かったようです。

 本フォーラムでは、引き続き、国・地方自治体・民間企業のメンバーの皆様と政策的課題を多面的に検討する勉強会を続けてまいります。(次回フォーラムは11月に開催予定です。)

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第12回政策コンテンツ交流フォーラムKOBEを開催しました

 令和7年2月7日、「政策コンテンツ交流フォーラムKOBE」(第12回)を開催しましたところ、 オンライン参加を含め 30名を超える方にご参加いただくことができました。

 今回は神戸大学名誉教授で、国立研究開発法人日本医療研究開発機構プログラムスーパーバイザー(健康・医療情報活用技術開発担当)、近畿大学情報科学研究所客員教授サイバーセキュリティ部門長を務めておられる森井昌克様をゲストスピーカーとしてお迎えし「サイバー社会の脅威と対策~ネット詐欺、スマホ決済、そしてランサムウェアの微妙な関係~~なぜサーバー社会の安心・安全を求めないのか!~」と題して、ネット詐欺とサイバー攻撃を中心にご講演いただきました。

 ネット詐欺については、便利とリスクは反比例するというある意味当たり前のことを、QRコードのような、便利なものほど詐欺被害に遭う危険性が高く、詐欺に遭いそうになった場合の心構えとして「信用しないこと」と「慌てないこと」が重要であることを学びました。
 サイバー攻撃については、多くの企業がランサムウェアの被害に遭っており、また、ランサムウェアは最後の場面で登場する攻撃手段であって、多くの場合は、サイバー攻撃に遭ったことにすら気付けないことを学びました。また、サイバー攻撃を「防ぐ」ことはもはや困難であって、被害を最小限に食い止め、かつ早期に正常な状態に回復させる観点からの対策(=レジリエントセキュリティ)が重要であることを知りました。当事務所でも、レジリエントセキュリティの観点からの対策を意識していきたいと思います。
 
 今回の講演を通じて、ネット詐欺やサイバー攻撃がますます高度化・巧妙化していることを痛感しましたが、他方で、インターネット社会に我々が身を置かざるを得ないこともまた事実であり、一人一人ができる対策を徹底することが大切だと感じました。
 なお、大阪商工会議所では中小企業向けに「サイバーセキュリティお助け隊サービス」を実施しており、このサービスを利用して、具体的な対策を検討することも有用かと思います。
(URL) 「サイバーセキュリティお助け隊サービス」

 本フォーラムでは、引き続き、国・地方自治体・民間企業のメンバーの皆様と政策的課題を多面的に検討する勉強会を続けてまいります。

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第10回政策コンテンツ交流フォーラムKOBEを開催しました

 7月5日に第10回目の「政策コンテンツ交流フォーラムKOBE」を開催し、オンライン参加を含む40名を超える方に参加いただきました。

 今回は兵庫県立大学自然・環境科学研究所准教授の髙田知紀様をゲストスピーカーとしてお迎えし、「社会的合意形成のススメ~理論と技術と感性と~」をテーマに、「対立から信頼へ」をキーワードとする合意形成学の理論と実践について、実際の事例も交えながらご講演いただきました。

 本フォーラムは、コロナ禍による中断がありましたが、昨年7月に再開し、今回再開後3回目の開催を迎えることができました。今後も、国・地方自治体・民間企業のメンバーの皆様と、政策的課題を多面的に検討する勉強会を続けてまいります。

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第8回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE~商人・街衆としての想い~

令和5年7月12日、コロナ禍を経て約3年半ぶりに政策コンテンツ交流フォーラムKOBEを再開いたしました。

再開後の第1回目の政策コンテンツ交流フォーラムKOBE(通算では第8回)では、 株式会社マイスター大学堂代表取締役社長、KOBE三宮・ひと街創り協議会会長の久利計一氏をゲストスピーカーとしてお迎えし、「商人・街衆としての想い」をテーマにご講演いただきました。

久利氏は、三宮センター街2丁目にある眼鏡店「株式会社マイスター大学堂」を長年にわたって経営されており、その傍ら、「三宮センター街2丁目商店街振興組合」理事長、同センター街を含む商店街や商業施設から成る「KOBE三宮・ひと街創り協議会」会長として、多くの団体とともに三宮地域の振興・発展に取り組んでこられました。

「私たちは、街の空間を、お客様、神戸に来られる方、神戸に住んでいる方からお預かりしている」「この街が何を考えているかを見せなければならない」との言葉が印象的でした。

三宮センター街2丁目商店街では、アートのある街づくりを目指して「ストリートミュージアム」事業に取り組み、現在に至るまで18作の芸術作品が収蔵されています。「街の空間をお預かりしている」という想いが根底にあるからこそ、商店街から文化を発信するストリートミュージアム事業を続けてこられたのだと感じました。

本勉強会では、今後も国・地方自治体・民間企業のメンバーを架橋し、「地域・コモンを豊かにする」を一貫するテーマとして多面的に検討してまいります。

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第8回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE 中止のお知らせ

今般の国内での新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に伴い、ご参加いただく皆様の健康と安全を考慮し、令和2年3月17日(火)に予定しておりました「第8回政策コンテンツ交流フォーラムKOBE拡大版勉強会」を中止とさせていただきます。

参加を予定いただいていた皆様には、 お忙しい中調整いただいたにも関わらず、急なご案内となりご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます。

なお、「政策コンテンツ交流フォーラムKOBE」の今後の開催につきましては、この先の新型コロナウイルスによる被害状況を見ながら検討してまいります。次回日程が決まりましたら、また改めてお知らせいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

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